1. はじめに
2025年に開催予定の大阪・関西万博に対して、国民の関心が低いことが世論調査で明らかになりました。読売新聞の調査では、「関心がない」と回答した人が65%にのぼり、万博の意義や運営方法に疑問を持つ声が増えています。本記事では、万博の背景や課題、維新の関与について考察します。
2. 夢洲が万博会場に選ばれた経緯
(1) 夢洲の選定プロセス
万博の会場として選ばれた夢洲は、当初の候補地ではありませんでした。しかし、大阪府・市の主導で夢洲に決定されました。その背景には、カジノを含む統合型リゾート(IR)との連携を意識した戦略があったと指摘されています。
(2) 維新の主導による決定
松井一郎元大阪市長をはじめとする維新のリーダーたちは、万博誘致を積極的に推進してきました。特に夢洲を整備することで、万博後のIR開発をスムーズに進める狙いがあると見られています。
3. 万博の課題
(1) 国民の関心の低さ
万博は国際的なイベントでありながら、国内での関心は低調です。これは、開催の意義や具体的なメリットが十分に伝わっていないことが原因の一つと考えられます。
(2) インフラ整備の負担
夢洲はもともと埋立地であり、交通アクセスや地盤強化のための多額の投資が必要とされています。この負担が将来的に大阪府民に影響を及ぼす可能性も懸念されています。
(3) 万博とIRの関係
万博がIR開発のための布石になっているとの批判もあります。IR推進のために万博が利用されているのではないかという疑念が根強く、維新の政治的戦略の一環として位置づけられているとの見方もあります。
4. まとめ
大阪・関西万博は、維新の主導で進められていますが、国民の関心の低さやインフラ整備の課題など、多くの問題を抱えています。万博が本来の目的である国際交流や経済発展に貢献するイベントになるのか、それとも特定の政治的目的のために利用されるのか、今後の展開が注目されます。
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