今日はクルド人に日本語を教えるボランティアに行って来ました。場所は、蕨市、駅徒歩6分のビルの四階です。午前の部と午後の部があり、私は、午後の部から参加でしたが、早めに着いてしまい、まだ午前の部が散会していないタイミングで入場しました。クルド人の児童が所狭しと、楽しそうに日本語、トルコ語やクルド語で話をしています。私は、トルコ語やクルド語はわかりませんが、外国語であることはわかります。日本人もクルド人もなく、和気藹々としていました。
写真撮影等は出来ません。インターネットにアップロードされれば、本人が善意でも、排外主義者がヘイトの素材にする可能性があるため、撮影自体を禁止しています。
管理者に相当する人物から「新規ボランティア登録」と書かれた用紙を渡されて、皆が団らんしているテーブルで個人情報を記入しました。その間に、いちごのショートケーキが私の机にも配られました。来たばっかりの初対面の私にも、今しがた皆で分け合って食べていたケーキが配られたのですね。私も遠慮のない者なので、食べました。
その間に次のような説明がありました。
ここは、日本語を指導するというよりは、お互いの母国語を教え合う場所だよ。教師と生徒という上下関係のない、緊張感もないところだよ。クルド人の難民といっても、貧しい人とは限らない。日本語も、必要とする人と必要としない人とがいて、日本語を必要とする人がここに足を運んでいる。日本語を必要としないとは、クルド人だけのコミュニティがあるから、そこで暮らしていけるうちは日本語を必要としないという意味だよ。
それから午前の部の人々が帰宅して、12:30頃になると午後の部の人々がやってきました。私と同じテーブルになったのは、2019年にトルコから日本に渡って来た人物で、トルコでは絵本作家をしていたそうです。大切な人と別れて日本にやって来た、最初は友達もいなくて寂しかったけれど、日本の桜を見ていた時に笑顔になれたのをよく覚えている、日本の桜とその大切な人を重ねる、と言っていました。日本語の作品を書きたくて、日本語を勉強しているということでした。
同じ人間としか思えませんでした。言っていいかわからないけど、とても解体業などできなさそうな中年のオジサンが疲れ切った状態で、かろうじて日本語を学ぼうとしていましたね。私にはそう見えました。正直、外国語(彼からみた日本語)を習得する能力が、あまり高くなく、私がトルコ語とクルド語を覚えるほうが早そうだと思いました。

さいたま市長選挙2025に出馬の沢田良氏はこういう貴重なプレイスに一切価値を見出せない排外主義者なので一票もいれないでください。
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