

先日、Xで本当にあった押し問答を紹介します。維新信者は、高齢化に伴う社会保障費支出の増大に対応する目的で、大阪市(需要が見込める都市部)をドル箱にすることと、軍需産業を保護育成することを支持しています。大阪市の総生産は日本のGDPの3.7%に過ぎないと伝えても、投資効果が望めるから大阪市の総生産がGDPの3.7%でも決して小さくない、と言います。じゃあなぜ横浜市や名古屋市で同じことをしないのかと言うと、返事が返ってきませんでした。

洗脳済維新信者は、高齢化対策の代替案を求めてきました。比較衡量する代替案がなきゃ(枚挙に暇がないから自分で調べて欲しいが)格差拡大路線に反論してはいけないと言う。君が、他の様々な代替案を論理的に棄却してみせなければならないんだよ、と言ってあげたかったですね。ちなみに彼の代替案は、地方創生、格差是正と世界平和の観点から却下せざるを得ないです。
【補足】維新は、地方選挙でも首長や議員を増やしているから一見すると地方創生に力がありそうですが、やっている事は極度の大阪優遇です。
高齢者世帯に限らず、日本でお金の足りない家計が増えた原因は、長い間、生産力に見合った貨幣供給(マネーサプライ)を怠ったことにあります。それを問いただす政治が遅延した結果、問いただす政治の遅延とは野党勢力しかり、官僚と癒着する与党しかり、怠慢だということですが、彼らが手をこまねいている間に日本経済は未曽有のコストプッシュインフレと円安に突入してしまいました。(たとえば食料自給率が低さが致命的で)これ以上のインフレや円安になるようなこと(貨幣供給を増やすこと)をしてはいけないのではないかというタイミングに、間が悪く、なってしまった。維新信者は、この間の悪さの間隙を突いているだけで全く正しいことを述べていない。

【補足】この筆者は、お金をいっぱいすればいいと思っている、と読めた読者のかたには、まず読んでくれてありがとうございます、と伝えたいです。その通りです、しかし決して頭が悪いのではありません。平成の時代に、ノートパソコン、携帯電話、スマートフォンなど、発明品は枚挙に暇がなく、世の中は便利になったし、モノを造る力も確実に増強されているのに、サラリーマンの年収が減っていることにシンプルに驚いて貰いたいのです。そんな単純な話です。
【補足】上記の通り、日本の食料自給率の低さが諸悪の根源なのです。いま食料自給率の低さを言及しない政党は、真剣に日本経済の将来を悩んでいません。

万が一、洗脳済維新信者の言う通りの方法で栄えたとしても、彼らの思い描く価値観の地球では、原発不平等条約で諸外国が必ず取返して来ますからトントンです。戦争=犯罪という価値観を維持して、法の支配の徹底を国際社会に求められるようでないとダメなんです。

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